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はまの整骨院

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<腰痛について>



   腰痛になりやすい人

 腰痛は国民病とも呼ばれ、日常生活でのちょっとした動作や姿勢から痛みが生じます。ちょっと気を付けていれば防げたものも、一瞬の気の緩みによって腰痛に悩まされてしまいます。
 腰痛になりやすい人としては、ライン製造などのその場に立ったまま長時間作業する人で、筋肉が疲労を起こし、椎間板にも負担がかかります。そのため、腰痛が起こりやすくなります。
 座っている方が楽に見えますが、座りっぱなしの姿勢は立ちっぱなしの姿勢よりも更に椎間板にかかる負担が大きくなり、腰痛を起こしやすくなります。

   長時間座ったまま
 タクシーやトラックの運転手などに腰痛持ちが多いことのは、長時間座ったままの姿勢でいるからです。また、パソコン作業などの長時間のデスクワークも同様に腰痛になりやすいです。
 長時間座るにしても姿勢正しく座っていれば、問題がないと思っている人もいると思いますが、腰には常に負担がかかっています。
 人間の身体には腰に負荷がかかると、椎間板などで負担を軽減しようとする働きがあります。しかし、継続的に負荷がかかるとバランスが崩れてしまい、筋肉は固まり、負荷軽減の起こっている筋肉は弛緩したままになり、筋力の低下へ繋がります。




   累積型の腰痛
 デスクに向かっているだけで運動しているように筋肉を使っているという自覚はないと思いますが、実際は座っていても筋肉を使っています。動かないまま継続的に筋肉を使っていると、気付かないうちに筋肉疲労を起こし、疲労は蓄積され最終段階で「腰痛」として症状が現れます。蓄積されるのは座りっぱなしだけではなく、立ったまま同じ姿勢でも起こるため注意が必要です。



   主婦の人も注意!
 家庭で家事をこなす主婦も蓄積型の腰痛になりやすいです。主婦は料理や掃除で前傾姿勢をしていることが多く、デスクワークと同じように腰付近に負荷がかかってしまいます。家事をするために家の中を動き回っているので、一見デスクワークなどの座りっぱなしの状態よりも楽に感じると思いますが、動いても腰にかかる負担は常に継続しているため、肉体疲労は大きくなるでしょう。力仕事をしているわけでないいからと油断していると、最終的に腰痛としての症状が現れるので、注意が必要です。



   重い荷物
 重い荷物を持って上下したり、重い荷物を持ち上げるときに膝を曲げずに持ち上げようとする人は、一瞬で腰痛持ちになる可能性があります。重い荷物を持ち上げるときは、必ずしっかりと膝を曲げてしゃがんでから持ち上げたほうがいいです。
 また、重い荷物の受け渡し時に、段差のある場所で、片足でバランスをとりながらの受け渡しや、体をひねった状態で、腕を伸ばしながら受け渡しをすると、非常に腰痛を引き起こしやすくなります。重い荷物の受け渡しはきちんと正面を向き合い、腰に負担がかからない自然な姿勢で行ったほうがいいでしょう。



   腰の構造
 私たちの姿勢を維持するのに軸となっているのが脊髄です。脊髄は背骨と言ったほうがわかりやすいと思いますが、この脊髄から多くの骨格が広がり、体を構成しています。脊髄は24個の椎骨の結合体であり、その間には「椎間板」と呼ばれる衝撃を吸収するためのクッションの役割をする軟組織があります。腰の構造も椎骨の一部になっています。




   S字カーブの脊髄
 脊髄は横から見ると、緩やかなS字カーブを描いています。
 脊髄は、上から少し前方に緩く曲がった7個の髄椎、背中の反りを作り出す、後方にしなやかに曲がる12個の胸椎、背中の反りとバランスをとる、前方に緩やかに曲がった5個の腰椎、仙骨、尾骨で形成されています。
 脊椎は小さな24個の椎骨の集合体であり、椎骨1つ1つの間には、クッションの役割をする椎間板があります。椎間板が脊髄にかかる負担を吸収し、分散する働きをしています。
 2段構造になっている椎間板は、中心部分に髄核と呼ばれる柔らかい組織があり、髄核を包み込むようにして線維輪軟骨という軟骨組織から成り立っています。
 腰痛の中で比較的症例の多い椎間板ヘルニアは、この椎間板の線維輪軟骨が破れて、中心の髄核が外に飛び出してしまうことにより起こります。



   脊髄中枢神経
 椎骨が24個集まって構成される背骨の中心には、脊柱管と呼ばれる空間があります。この空間の中には体にとって重要な神経である脊髄中枢神経があります。脊髄中枢神経は、体のあらゆる部分に脳からの信号である、生体電流を末梢神経に伝える役割をしています。体の隅々まで広がっている末梢神経は、脊髄中枢神経を始まりとして、体の各部分に信号を送っています。
 背骨は体の姿勢を保つ役割以外にも末梢神経の始まり部分として、生体電流の中継地点として、私たちが生きていくための重要な役割を担っています。
 生体電流が何らかの原因で妨げられた場合、感覚が鈍ってしまう現象である「感覚神経鈍磨」、頭でイメージすることと体の動きが微妙にずれてしまう神経疾患である「運動神経鈍磨」が起こります。これにより自律神経に影響が出る場合があります。
 正常に背骨の構造が維持されることによって、全身の筋肉や骨格に、重力の負荷や運動の負荷を分散させています。



   腰痛の原因
 腰痛の原因となる箇所は腰椎の第4、5腰椎に異常が起きるケースが多いです。脊髄の5個ある腰椎の中で、第4、5腰椎にかかる負担はとても大きく、骨盤や腹筋と共に上半身の負荷を支える大事な部分です。スムーズな動きを出すために骨格組織が少なくなっており、構造的なもろさを持ち合わせています。
 構造が複雑にも関わらず、日常生活では腰椎に負荷をかけることが多いため、腰痛を引き起こしやすくなっています。
 腰痛には数多くの種類があり原因も異なります。加齢によるもの、神経の圧迫、腰椎に強い負担がかかったとき、腰椎の関節の炎症、骨量の現象などが挙げられます。



   腰痛の種類

      ぎっくり腰

      椎間板ヘルニア

      腰部脊柱管狭窄症

      分離症・すべり症

      変形性腰痛症

      骨粗しょう症

      椎間関節性腰痛

      筋筋膜性腰痛

      仙腸関節性腰痛

   ぎっくり腰
 ぎっくり腰とは「急性腰痛」「椎間捻挫」と呼ばれるもので、いきなりグキッという衝撃と共に腰に激痛が走ります。ぎっくり腰はどうしたら起きるということがなく、ぎっくり腰になる人だけ原因があると考えるべきです。腰椎が瞬間的にずれてしまい、腰の筋肉の負荷が耐えきれず、炎症を起こしてしまう腰痛です。


 主に痛くなる原因は大きく3つに分けることができ、①筋肉疲労、②骨格の歪み、③いきなりの過負荷が挙げられます。
 ①筋肉疲労:症状としては突然発症しますが、ゆっくりと進行しています。中腰で荷物を上げようとした瞬間に激痛が走ったり、よろめいてちょっと片足を強く着いてしまった瞬間などに起こりやすいです。
 少しずつ溜め込んだ筋肉疲労が、あるとき負荷の許容量を超え、腰痛を発症してしまったと言えます。日常生活を送る上で必ず筋肉疲労は起きており、人間の身体はそれを回復する機能が備わっていますが、睡眠不足や栄養バランスの崩れ、運動不足、座りっぱなしなどを継続することで、筋肉疲労が回復することがなく、少しずつ蓄積され、やがて腰痛を招いてしまいます。
 ②骨格の歪み:骨格の歪みは、日常生活での立ちっぱなし、座りっぱなしなどの長時間限られた姿勢でいることで、身体の柔軟性が失われ、同じ骨格や筋肉を使うことになってしまいます。そのため、使われている筋肉のみ負荷がかかり他の筋肉は少しずつ緩んで行ってしまいます。このような筋力のアンバランスが、骨格の歪みとなり、一部分の筋肉のみ筋肉疲労が蓄積され、腰痛につながります。
 ③いきなりの過負荷:若い人やスポーツ選手に多く、高いところから飛び降りた着地の瞬間、勢い良く振り返った瞬間、横になっていて勢い良く立ち上がったとき、止まっているときから勢い良く動いたときなどの急激な動作時に、腰に過負荷がかかり、ぎっくり腰を引き起こします。
 またその他の原因として、体重や筋肉のバランス、生活習慣、生活環境、体重なども考えることができます。ここで挙げたものは、代表例であり必ずしも当てはまらない場合もあります。

   椎間板ヘルニア
 椎間板ヘルニアは、腰痛とはメカニズムが異なり、腰椎椎間板が突き出て、脊髄中枢神経や末梢神経が圧迫されている状態です。腰の痛みと共に神経が圧迫されることによる痺れも起こります。
 椎間板とは、24個の腰椎の間にあるクッションの役割をしているもので、背骨にかかる負担を軽くしているものです。構造としては、中心に髄核があり、髄核を包み込むように繊維輪軟骨があります。大福に例えると、髄核が餡、繊維輪軟骨が皮にあたります。椎間板全体が負荷を軽くしているのではなく、中心にある髄核がクッションの役割をし、繊維輪軟骨が髄核を保護している形になります。


 またヘルニアとは、突出した状態のことを言い、椎間板ヘルニアは椎間板が突出してしまった状態を言います。
 椎間板ヘルニアの痺れの範囲は、神経の圧迫されている箇所によって変わります。脊髄の神経には、背骨を横断する脊髄中枢神経という太い神経と、脊髄中枢神経から枝分かれしている末梢神経があります。
 斜め方向にヘルニアが起こり、左右の末梢神経のどちらかを圧迫した場合には、その末梢神経が支配している方向の部分が痺れます。
 痺れの範囲は、ヘルニアが接触する程度が低いと腎部や太ももに痺れがでて、脊髄中枢神経を圧迫するような真後ろにヘルニアが起こると、左右両方の末梢神経が関わる部分に同時に痺れが生じます。
 痛みとして、ぎっくり腰のような激しい腰痛とヘルニアによる下半身の痺れが同時に生じます。ヘルニア症状は体内で起こっているため何もすることはできませんが、腰痛に対してある程度抑えることができます。
 発症してから3日は動かないようにして絶対安静を心がけましょう。筋肉の炎症を抑えるために、その期間は患部を冷やすことで落ち着かせられます。そのため、入浴は控え患部を温めないようにします。3日経過後、痛みが和らいでいたら冷やすのをやめ、動けるようであれば患部をコルセットで固定し、整形外科の診察を受けましょう。
 一度飛び出したヘルニアは元に戻すことは難しいです。しかし、手術をしなくても痺れを抑えることは十分できます。腰痛は手術をしなくても、整形外科の医師と相談をし、「保存療法」で症状を改善することができる場合もありますので、しっかりと向き合って治療しなければなりません。



   腰部脊柱管狭窄症
 脊柱管は背骨にある脊髄中枢神経の通り道のことで、背骨が正常な形をしていれば何の問題は生じませんが、背骨が歪んでいると、通り道が狭くなってしまい、神経を圧迫し、腰痛や痺れを引き起こします。この状態を、脊柱管狭窄症といいます。
 中枢神経は脳とつながっており、一度ダメになってしまうと二度と元に戻りません。頭と首の境目から、腰と胸の境目に脊髄がありますが、腰には存在していません。その代わりの役割をしているのが、馬尾です。馬尾には末梢神経が入っていて、例え傷ついても再生することがあります。脊髄は症状が出てきてから治療を始めても、遅いですが、馬尾(腰部)の場合は症状がでてからでも手遅れになることは稀だと考えられています。
 幅広い年代で発症する病気ですが、5070代に多く発症する傾向があります。
 先天性脊柱管狭窄症として、生まれつき脊柱管が狭い場合と、後天性脊柱管狭窄症といった、すべり症などによって脊柱管が狭くなったもの、椎間板ヘルニアの合併症、腰椎の手術によって狭くなってしまったものなど、様々な原因があります。
 この病気の特徴として、歩いて切るときに徐々に下半身が重くなったり、痺れてきたり、痛みを感じて歩くことができなくなってしまいます。歩ける時間は数分から10分程度であり、これは脊柱管狭窄症のレベルによって変わります。歩くのが困難になっても、腰掛けて休んだり、腰を屈めて少し休むことで、また歩けるようになりなす。このようなのは、間欠跛行と呼ばれる症状が特徴です。
 腰を後方に反らせたり、まっすぐに立っている状態で腰痛がひどくなり、前かがみになると痛みが楽になります。前にかがむことで神経の圧迫が軽減されるためです。痛まないように歩くためには、手押し車やカートを押すようになりますが、年齢のせいだと決めつけず、脊柱管狭窄症の場合がありますので、放置して悪化させないようにしなければいけません。
 脊柱管狭窄症は圧迫される場所によっても症状が変化してきます。タイプは3つに分けることができます。
 —神経根圧迫:脊柱管の左右にある神経根ですが、この神経根の左右のどちらかが圧迫された場合、圧迫された側の腰から足に、痛みや痺れの症状が現れます。
 —馬尾圧迫:神経の束である馬尾が圧迫された場合、足の痺れや麻痺、脱力感といった症状の他に、排泄障害として、便や尿が出なかったり、我慢できないということが起こります。すべり症に関連することもあり、排泄障害までとはいかなくても、ムズムズ感やチリチリ感が出る場合もあります。上記の神経根を圧迫するタイプより症状が重いと言えます。
 —混合タイプ:混合タイプは、神経根が圧迫されるタイプと馬尾が圧迫されるタイプの両方の症状が現れます。

 

   保存療法
 病院でX線検査、CTMRI検査などを行い、時には造影剤を用いた検査を行いますが、診断の結果、手術をせずに保存療法で治療を行う場合があります。
 保存療法としては、内服薬や塗り薬、血管を広げる改善薬を使った薬物療法、血行改善のためのホットパックなどの温熱療法、超音波治療、牽引などの理学療法、コルセットを使った装具療法、痛みを遮断し、血流を改善し、炎症を沈めるための神経ブロックなどが行われます。



   手術療法
 保存療法で改善が見られない場合、強い神経障害がある場合は手術療法が行われます。手術は脊柱管を広げ、神経への圧迫を取り除くことをします。痛みの原因によって、開窓術、椎弓切除術など様々な手段があります。
 早期発見・治療が望まれ、手術によって治りやすい症状ではありますが、中には痺れや麻痺などの症状が残ってしまう場合、痛みの再発が稀にあります。



   腰椎分離症・すべり症
 腰椎分離症や脊椎すべり症は、年配者に多い腰椎疾患です。病気の原理は椎間捻挫とほぼ同じで、外的な原因としては腰椎がずれる(すべる)ことで発症します。ぎっくり腰と大きく違う点は、滑ってずれた腰椎が元に戻らず、ずれたままになってしまうということです。腰椎分離症、すべり症の大きな特徴でもあります。



   分離症とすべり症の違い
 分離症とすべり症は、症状や原因が非常に似ているため、同じであると誤解している人も多いのですが、根本的に異なる病気です。
 腰椎分離症の場合は、椎骨棘突起が折れてしまい、腰痛が起こります。
 脊椎すべり症の場合は、椎骨が滑ることによって、腰痛が起こります。



   年配者に多い理由
 分離症とすべり症を引き起こす主な原因は、靭帯組織や椎間板の劣化によるものです。劣化の原因は加齢によるもので、加齢が過負担を起こしてしまいます。若い年代では耐えられていた負荷が、年齢を重ねるごとに過負荷となってしまいますが、感覚は若いころと同じようにいるため、腰椎が滑ってしまいます。
 —柔軟性の問題
 年齢が若ければ、靭帯も丈夫で柔軟性がありますが、腰椎が滑っても瞬間的なものに留まり元に戻ることができます。しかし、加齢が進むと靭帯も衰えてきて、一度滑ってしまうと柔軟性がないため、元に戻ることができなくなります。その結果、すべりっぱなしになってしまいます。
 また、稀に激しい運動をする若い世代にも腰椎分離症がみられる場合があります。



   どんな痛み?
 急性の腰痛の場合は、突然激しい痛みに追われ動くこともできなくなりますが、腰椎分裂症とすべり症の場合、突然症状が現れるのではなく、加齢と共に徐々に症状が進行していき、最初は違和感から始まり、慢性痛となってきます。腰椎がすべるときに神経を圧迫してしまい、座骨神経痛も同時に発症する場合もありますが、激痛を起こすことは、ほとんどありません。激痛ではないため我慢する人が多いですが、油断をしていると脊柱狭窄症を発症してしまう場合があるので、注意が必要です。

 腰椎分裂すべり症:前屈みでの腰のつっぱり感、不安定感
 腰椎変性すべり症:長時間立つことでの腰椎や腎部痛、下肢に痺れ
 先天性腰椎すべり症:先天的な形成異常、お尻が出た姿勢になる、腰痛や下肢痛
 外傷性腰椎すべり症:外傷で骨折が庄司、腰椎がすべり出す
 病的脊椎すべり症:悪性の腫瘍や感染によるもの

腰椎分離症の痛みは腰痛症と同様の痛みが出て、稀に下肢の痛みや痺れが生じることがあります。長時間同じ姿勢でいると、腰が痛くなったり、背中を反らせたり、腰掛ける、立つ、歩くなどの連続して同じ動作を続けるのが辛くなります。激しい運動をしている最中に、いきなり腰が抜けたようになることもあります。

   変形性腰椎症
 腰椎分裂症やすべり症と同様に高齢者に多くみられ、腰椎症とも呼ばれます。多くの人が年齢のせいだと諦めています。
 原因としては、加齢によって腰椎や椎間板が劣化し、柔軟性が失われてくるためだと言えます。また、腰椎に「骨棘(こっきょく)」と呼ばれる、骨の一部が突出したものができてしまい、椎間板を傷つけてしまいます。椎骨と椎骨の間の椎間関節が加齢によって靭帯に負荷をかかるようになってしまいます。
 変形性腰椎症の場合、40代以降になると多く見られる症状で、年齢を重ねるごとに椎間板が劣化し、水分が減り、弾力が失われてきます。そのため、脊柱骨のふちが変形し、椎体間の隙間がせまくなり、脊柱も不安定になることで、周りの神経や神経根が刺激されることになります。
 このような状態になると、椎骨は骨棘を作り出して、支えようとしますが、この骨棘自体が周囲の神経を刺激して、痛みが生じてしまう場合もあります。
 症状としては、腰にこわばりや鈍痛を感じます。特徴として、就寝時に寝返りをするとき、立ち上がるときなどに痛みが強く出ます。動作のはじめに強い痛みが走り、動き続けることで徐々に痛みが楽になるのが一般的な症状です。
 X線検査でも滑稽が形成されていることが確認できると、変形性腰椎症と診断されます。

  
 高齢者で腰を曲げて手押し車を押して歩いている人を見かけますが、これは、加齢によるのが原因であり、高齢者の姿勢に大きく影響をしています。 
 変形性腰椎症によって骨棘が形成されていると、脊柱管が狭くなるという現象が生じます。脊柱管が狭くなると、神経根が刺激され、特定の姿勢をとることで、神経痛も発症します。痛みを避けるために一定の姿勢を避けた生活を送っていると、その姿勢で固定されてしまいます。年齢が若いと、痛みを避けた姿勢をしていて、回復が早いですが、高齢者がこうしたことを続けると、椎間板や筋肉の柔軟性が失われているため、若年齢層よりも姿勢が固定化されるのは起こりやすいことだと言えます。

   慢性的な腰痛
 高齢と共に現れる腰痛は、慢性的な腰痛になります。慢性的な腰痛は激痛ではないため、我慢しがちになってしまいます。放っておくと、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症を招いてしまうことになります。そのため早めの治療をお勧めします。


 高齢者は手術を怖がる傾向にありますが、変形性腰椎症の場合、老化が原因で起こるものなので、手術が必要になることはありません。薬物療法や鎮痛薬や筋弛緩剤などを使います。疼痛がひどいときには神経ブロック注射が行われますが、腰痛体操などを行うことで、症状の軽減につながります。

   骨粗鬆症(骨粗しょう症)
 骨粗鬆症はよく聞く病名だと思いますが、腰痛につながります。骨粗鬆症は、骨の密度が少なくなってしまう病気で、女性に多く見られます。50代頃から骨密度が低下をし、骨粗鬆症になると、腰痛や背中の痛みを感じるようになり、慢性化してしまう場合もあります。

   骨粗鬆症の怖さ
 骨粗鬆症は、カルシウム分の減少により、骨の量が減り、骨密度が低下をします。つまり、骨がスカスカな状態になってしまいます。
 しかし、自覚症状があるわけではないので、うっかり転倒した際に手をついたら、骨折してしまったなどが起こり得ます。骨密度は測ることができますが、血圧とは違い日頃から測っている人は少ないと思います。
 高齢者になると、脊柱を構成する組織の編成と骨粗鬆症で、体を支えることが難しくなってきます。最悪の場合、脊柱の一部が潰れてしまい、骨折してしまう場合もあります。潰れた骨によって変形が生じ、猫背の姿勢になってしまい、背中の筋力が落ちてしまいます。



   骨粗鬆症と腰痛
 骨粗鬆症の場合、ちょっと重い荷物を持ち上げるだけでも脊柱の一部が折れてしまうことがあります。こうして起きた圧迫骨折の部分の腰や背中に痛みが出ます。状態によって、お尻にまで痛みが出る場合もあります。
 骨折するというのは、骨が元々の状態から変形をしてしまうため、脊柱を支える周りの筋肉が緊張して硬くなってしまいます。このような緊張から腰痛や背中痛が出る場合もあります。
 圧迫骨折自体は、数週間程度で激しい痛みは治まりますが、腰痛や背中痛は慢性化してしまう可能性があります。そのため、安静に生活をすることが欠かせません。


   若い世代にも注意が必要
 50代以降の女性に骨粗鬆症が多い原因として、閉経を迎えるとホルモンが減少するためでもあります。
 しかし、若い人もなる可能性があります。2030代は男女問わず、スタイルを気にしたり、生活習慣の乱れから、運動不足になり、食事も偏りがちです。特にスナック菓子やインスタント食品によって骨にあるカルシウムが溶け出しやすくなってしまうので、なるべく取らないようにしなければなりません。
 若い頃から好きなものだけを食べ、運動をしないでいるとやがて、骨粗鬆症に苦しみ、腰痛まで付いてきてしまいます。

   生理との関係
 男性より女性が腰痛に悩まされている傾向にあります。それは、ヒールの高い靴を履き、腰に負担がかかりっぱなしの姿勢であるからです。
 また、生理前になると体調が悪くなる「月経前緊張症」によって生理前数日から頭痛、下腹部膨満、吐き気、めまい、倦怠感、情緒不安定、腰痛などの症状が現れます。生理がはじまると、症状が軽くなったり、症状が出なくなったりします。



   ホルモン分泌による影響
 生理のときに感じる痛みは、黄体ホルモンが大きく関係しており、四球を収縮させるプロンスタグランジンという物質を分泌させます。この物質が分泌される量が多くなると、下腹部に痛みを感じたり、腰痛を引き起こします。
 生理前の腰痛などの症状は、精神的な面に大きく左右され、月経前緊張症候群に悩む女性は、神経の細かい性格の女性に多い傾向にあります。
 不安感や恐怖心、怒りなどの精神的な感情が痛みを誘ったり、増幅させてしまうことがあります。心の状態を安定させ、ストレスを溜め込まないことが症状を軽くすることへ繋がります。
  腰痛は、子宮や卵巣の異常により、引き起こされることもあるため、生理前に、腰痛などの症状が出て苦しむ場合、一度婦人科を受診してみてください。

   月経困難症
 生理時に強い腹痛や、下腹部の痛み、不快感などがあり、治療が必要なほど症状がひどい状態を月経困難症といいます。生理が数日経過したり、生理が終わるとこの症状もなくかります。
 思春期の女性に多く見られ、年齢を重ねると共に改善されてきますが、鍼治療やカイロプラクティックで症状が軽減することもあります。
 子宮や骨盤、内臓に問題を起こしており、子宮筋腫や子宮内膜症、子宮後屈などを引き起こし、痛みをひどくしている場合、年齢を重ねると症状がひどくなってきます。婦人科にかかる必要があるので早めの受診をお勧めします。
 悪化させないために、子宮の病気の原因の場合は早めに治療をしなければ、どんどん悪化してしまい、将来不妊に悩まされてしまいます。腰痛だけではなく、年々症状がひどくなったり、不正出血がある場合、早急に婦人科を受診してみてください。



   妊娠との関係
 出産経験の女性であればお分かりだと思いますが、妊娠すると腰痛に悩まされます。お腹がせり出すにつれて姿勢も変わるためと思っている人もいるかと思います。しかし、原因はそれだけではありません。
 いくつかある女性ホルモンの中で、生理前や妊娠3ヶ月を過ぎると分泌される「リラキシン」と呼ばれる卵巣ホルモンがあります。
 リラキシンは関節を緩める働きがあり、赤ちゃんが骨盤を通るときに、骨盤の恥骨結合という部分を広めてくれる役割をしています。リラキシンの働きにより、恥骨結合部分が緩められ、その周囲の筋肉や関節に今までかかっていなかった負荷がかかるようになります。これが妊娠中の腰痛の原因の1つであり、筋肉痛や変形性脊椎症、椎間板ヘルニアなどになる可能性が高くなります。
 妊娠前から腰痛を抱えていた人は、妊娠によりさらに症状が悪化する場合もあります。



   姿勢による影響
 お腹の赤ちゃんが成長するにつれて、母体にかかる負担も大きくなってきます。体重も、少なくとも胎児と用水の分は増加しますが、それだけの体重増加で済む人は稀です。なかには10kg以上体重が増加する人もいて、それが妊娠中の腰痛の原因の1つになります。
 お腹の赤ちゃんが大きくなると、重心が前に移ってしまうことで、腰椎が前に反り、骨盤も前方に傾きます。腰椎や骨盤の関節にかかる負担が大きくなるにも関わらず、運動ができないので、筋力も低下し、どんどん腰痛がひどくなってきます。
 特に負担のかかった関節は、変形を起こすと変形性脊椎症になる可能性も高く、産後もこの腰痛に悩まされる可能性が高くなります。



   産後の腰痛
 産後も妊娠中の腰痛が残ったり、育児などによる腰痛も起こります。
 出産時に恥骨結合部が開きますが、産後も障害が残る場合があります。出産時には、骨盤後方部分にある関節、仙腸関節にも大きな負担がかかります。とても強い靭帯で支えられていますが、出産によって関節が緩くなることにより、バランスが悪くなって腰痛を引き起こしてしまいます。
 また、育児をしていくことで悪化してくる場合もあります。赤ちゃんを抱っこやおんぶをしたりする姿勢はとてもアンバランスです。腰で赤ちゃんを支えなければならず、腰痛以外にも肩こりんなども招きます。
 出産後、元の体に戻るまで6〜8週間かかると言われていますが、体力・筋力が低下しているので、無理をすると腰に負担がかかりすぎます。体が戻るまでは周囲の人の協力のもと、無理をしないで過ごさなければなりません。
 出産によって骨盤が歪んでしまったという言葉を聞くと思いますが、仙腸関節や恥骨結合が緩みっぱなしになってしまうと、筋肉なども緩んでしまい、腰痛につながります。骨盤を締めつける専用ベルトもあるので、それを利用することで症状を和らげることができます。
 出産後の体は、自覚症状がなくてもかなりの負担がかかっています。特に骨盤には大きな負荷がかかるので、しっかりしたケアが必要です。ケアをしないと筋肉や靭帯、関節に変性をもたらす場合もあります。
 出産後には無理をしない程度に体をいたわり、骨盤に問題がある場合は、専門家の指示の下、専用ベルトを着用して骨盤底の筋肉エクササイズなどを行うと良いでしょう。放置しておくと骨盤が歪んだまま固定されてしまうので、出産後に腰痛がある場合は、早めの治療をすべきです。